知らないうちに「諦めていたこと」はありますか?

長田英史(おさだてるちか) / 生き方開発lab

諦めが肝心だよ──そんな風にいわれることがあります。挫折をして夢を諦めるとか、恋人どうしになりなかったけど断られて諦めるとか、どちらも残念な結末だけど、いつまでもいじいじせずに「次に行こう!」と切り替えられれば、前に進む力に変わります。これは、いわば諦めの効用です。

でも、知らないうちにひっそりと自覚せず諦めてしまうと、自分の人生の可能性を狭くしてしまいます。

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諦めていることに気づいていない

思いがあり、努力があり、結果があり、葛藤があり、そして最後に諦めがくる──残念だけれど、仕方がないことってありますよね。でも、そういう時って、「自分は諦める」ということをちゃんと自覚しています。だからこそ、気持ちを切り替えて前に進むことができます。

でも、知らないうちに諦めてしまうと、どうなるでしょう?

例えば、ある国に行きたいのに、知らないうちに諦めてしまう。
例えば、実現したいことがあるのに、知らないうちに除外してしまう。

まるで大前提のようにして、何かを諦めてしまっている──そんなことはないでしょうか?

諦めていたことがないか心をスキャンしてみよう

本当にどうしても無理なことなら、諦めた方がいいですよね。それしかありません。でも、人は、よく検討もせずに諦めるということをけっこうふつうにやってしまいます。自覚なく諦めているのですから、前に進む力は得られず、むしろそこに縛られてしまいます。

だから、ちょっと立ち止まって「何か、よく検討も努力もせず、勝手に決めつけて諦めちゃっていること、なにかな?」と考えてみてほしいんです。

それが見つかって、取り組んでみても、失敗するかもしれません。でもそうしたら、本当にちゃんと諦められますよね。かつてはちょっと難易度が高かったことでも、いまなら出来る!ということだってあるはずです。

諦める必要のないことは、諦めちゃダメです。

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