福岡県最古の映画館の火災消失から復活を追った完全ドキュメント『映画館を再生します。小倉昭和館、火災から復活までの477日』

2022年8月10日、北九州の旦過市場で起きた火事により焼失した昭和館は、創業83年を目前にした福岡市最古の映画館です。瓦礫の前に立ち尽くした三代目館主の樋口さんでしたが、もう一度まちの人たちの喜ぶ顔が見たい、みんなの居場所を守りたいと、映画館の復活を誓います。再建を求める署名も1万7152筆が集まり、リリー・フランキー、光石研、仲代達矢、秋吉久美子、笑福亭鶴瓶といった多くの映画人に支えられ、ついに今年12月に奇跡の復活を果たします。

この本は、その火災から再生までを追った完全ドキュメントです。

※12月12日にオープンした『週刊文春CINEMA オンライン』では、『大火災から奇跡の復活! 名優たちも愛する小倉昭和館の「北九州のニュー・シネマ・パラダイス」物語』を近日公開します。

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https://bunshun.jp/feature/shukan-bunshun-cinema

【12月19日にグランドオープン!「小倉昭和館」最新情報】

12月初旬にプレオープン、北九州国際映画祭(北九州市主催)の青山真治監督追悼上映を経て、19日にグランドオープンします。最初の上映は、『ニュー・シネマ・パラダイス』(料金は一律1000円)。

©西村忠©西村忠

・「小倉昭和館」HP:https://kokura-showakan.co.jp/

■著者コメント

この本は、ちいさな映画館の再生物語です。

たくさんの応援に支えられました。

2023年12月、「小倉昭和館」は復活します。

オープニング上映作品は、

私が一番好きな『ニュー・シネマ・パラダイス』です。 

よろしくお願い申し上げます。

■著者プロフィール

樋口智巳(ひぐち・ともみ)

1960年、福岡県北九州市小倉出身。小倉昭和館の三代目館主。

■書誌情報

書名:『映画館を再生します。小倉昭和館、火災から復活までの477日』

著者:樋口智巳

発売:2023年11月22日 文藝春秋より刊行

定価:1320円(税込)

体裁:四六判変型並製カバー装、168ページ

ISBN:978-4-16-391780-1

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163917801

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